未来を覗いてみたいなら、人を見ればいい


そう、才能ある若き創造者とは、時代の匂いを敏感に嗅ぎ取る、謂わば「預言者」だ。彼らの頭の中、そして、クリエイションの中に次世代はある。そう考えた僕らは、早速、会いにゆき、話を聞き、未来を少しでも知りたいと思った。

世界の悲惨さに対して常に雄弁な既存メディアに寄りかかるのではなく、未来への「萌芽」と、信念と本能だけを頼りにサヴァイブする人たちの「源」を露にすることで、生きるエネルギーとヒントを貰う、そんなメディアを自分たちの手で作りたい。それは、手垢にまみれた“未来への希望”ということをもう一度自分たちで作り直す作業なのかもしれない。

そして、また未来とは、僕らの想像力の中にもある。夢想を具現化しようとモノをつくりコトを起こす人たちと語らい、記録し続けることで僕らも彼らの描く想像図に加担するのだ

本来、僕らはハッピーになるためにクリエイトするのではないか。繰り返すけれど、未来は僕らの頭の中にあるのだ。それを信じるか信じないか。その差だけなのだ。

米田知彦(TOKYO SOURCE 副編集長)